夏ですね。旬の夏野菜がお安く出回っています。物価高の昨今、この夏野菜を使う手はないです。
しかし、夏野菜ばかり買っても、何となく同じ料理しか作らないなぁ、と思っていまして…。
サラダか、煮物か、炒め物。ラタトゥイユは色んな夏野菜が入れられるので結構作るのですが、子供たちには今ひとつ響かないようです。
子供たちはとにかく肉!肉!肉!…なのです。


こんな時、我が家はとにかく夏野菜を豚バラ肉で巻いて焼きます。
いつもの料理と見た目が違うので子供たちの食いつきが違います。(食いつきというか、料理を見たときのテンションといいますか…。)
また、タンパク質と野菜を組み合わせる事で美味しくなり、しかも夏バテ解消に効果があるので、一石二鳥です!
夏野菜の種類
では、豚バラ肉巻きに合う夏野菜を選んでいきます。
●なす
ヘタを取り、縦に6等分に切って使います。
切ってすぐ使う時はあく抜きしなくても大丈夫です。
●ズッキーニ
ヘタを取り、縦に6~8等分に切って使います。
長いまま使うと出来上がりがちょっと豪華に見えます。
●かぼちゃ
わたを取り除き、皮は傷んだところだけ切り落とします。
厚さはお好みですが、我が家では7ミリほどのくし型に切ります。
先にレンジで加熱して少し柔らかく下処理すると、時短になりますね。
●トマト
大きめのトマトを用意します。
巻きにくいですが、くし型に切って、中の種の部分はスプーンなどで取り除きます。
取り除いた種の部分はいい味なので、サラダのドレッシングに混ぜて使ったりします。
●ピーマン、パプリカ
種を取り除き、ちょっと太めの線切りで縦に切ります。
肉で巻くときは5~6本まとめて巻きます。
他の野菜では、レタス、キューリ、トウモロコシなども夏野菜の代表ですが、準備が必要だったり食感がふにゃっとしたりします。
そんな場合、我が家では肉巻きせずに添えて食べるようにしています。
「夏野菜の豚バラ肉巻き」作り方
作り方は簡単です。とにかく巻く!
材料(3~4人分)
夏野菜(ここではズッキーニ) | 1本 |
豚バラ肉 | 200g |
塩コショウ | 少々 |
小麦粉 | 大さじ1 |
(★タレ)醤油 | 大さじ1と1/2 |
(★タレ)オイスターソース | 大さじ1/2 |
(★タレ)砂糖 | 大さじ1 |
(★タレ)みりん | 大さじ1 |
(★タレ)はちみつ | 小さじ1 |
ゴマ | 適量 |
作り方
- ズッキーニはヘタを取り、縦に6~8等分に切る
- 豚バラ肉は広げて塩コショウをする
- ズッキーニに豚バラ肉を斜めにぐるぐると巻いていく
- 全体に小麦粉を薄くまぶす(日清クッキングフラワー<日清製粉Welna>が便利でおすすめ)
- ★タレの材料を合わせておく
- フライパンに油大さじ1をひいて、肉巻きズッキーニを転がしながら焼く
- 豚バラ肉から油が出るので、フライパンを斜めにしてクッキングペーパーで余分な油を拭き取る
- タレをかけて転がしながらトロっとするまで煮詰める
- お皿に盛り付けてゴマをふりかける
<出来上がり♪>
タレのバリエーション
先ほどご紹介したタレはオイスターソースを入れてコクを加えた照り焼きのタレです。
この照り焼きのタレにレモン汁を大さじ1加えるとさっぱりとした味に変化します。
それ以外にも市販のタレ類はお手軽で便利ですし、味がすぐ決まります。
- 焼肉のタレ
- すき焼きのタレ
- 豚丼のタレ
なども美味しかったです。
また、からし醤油やぽん酢を添えてつけダレにしてもあっさりいただけます。
アレンジ
とにかく巻く料理なので、巻けそうな食材を一緒に巻くと、また違った風味になります。
- 大葉(シソ)
- スライスチーズ
- 海苔
などは味にアクセントが加わって美味しいです。
それから、小麦粉・卵・パン粉をつけてフライにすると、さらに豪華で食べ応えがあります。
面倒ですけどね~どうしてもフライが食べたいときは気合を入れてつくります。

なぜ夏バテ解消になる?
巻くお肉は、夏バテ解消に効果がある「豚肉」がおすすめです。
豚肉にはビタミンB1が多く含まれており、糖質を体内で燃やしエネルギーへ変えるために必要な栄養素です。
このビタミンB1によりエネルギーがスムーズにつくられて、疲労回復や精神を安定させる働きが期待できるのです。
すなわち、豚肉は夏バテ解消に効果がある、といえます。
豚肉でビタミンB1が多い部位はヒレ、もも、肩ロースの順です。
ですが、私は安くて味のよい豚バラ肉を使います。美味しいですし何より巻きやすいので!
おすすめは「豚バラ肉」ですが、巻きやすいベーコンや牛肉などお好みの食材で試してみて下さい。
【まとめ】この料理のいいところ
ご紹介しました「夏野菜の豚バラ肉巻き」ですが、夏野菜をお肉を巻いているだけなのに、なぜか凝った料理感が醸し出せます。
また、旬の野菜なのでお安いところが気に入っています。
そして、夏バテ解消の働きもあるなんて、なんてお得なのでしょう!
夏野菜は体を冷やす働きがある、とも言われます。
この夏、体にいいものを上手にとりいれて猛暑を乗り切りましょう。