日々のこと

お気に入りのセーターの毛玉をストレスなく取る!

冬本番、毎日寒い日が続きますね。

この時期に活躍する「セーター」はまさに冬の王道アイテムです。

もこもこ、ふわふわ、ざっくり、さらり…形も色もバリエーション豊かなので何着も持っています。

中でもお気に入りのセーターは、結構な頻度で着てしまいます。

その結果、いつの間にか毛玉だらけという事に…。

いやいや、お気に入りなんだけど、もっと長く着たい!なんなら毎シーズン着たい!

そんなときは「毛玉取り器」に限ります!

こまりくん
「毛玉取り器」でちゃんと毛玉取れるの?

では詳しくご紹介しましょう。

 

毛玉が出来るメカニズム

セーターやコート、ジャージやトレーナー、靴下にまで出来るにっくき毛玉、いつの間にか増殖していますよね。

そもそも毛玉はどうやって出来るのでしょうか。

毛玉の原因は「摩擦」

衣類に毛玉が出来る原因は「摩擦」です。

生地が擦れて摩擦が生じ、繊維を毛羽立たせ、静電気が発生して繊維同士が絡みます。そうして毛玉が出来るのです。

毛玉が出来やすい素材

羊毛などの動物繊維は毛玉が出来ても自然に脱落しますが、合成繊維は表面に絡み合って脱落しないため、毛玉が出来やすい素材と言えます。

製品だと例えば、ウールコート、セーター、カーディガン、スウェット、靴下、ジャージなどが挙げられます。

毛玉が出来やすい繊維

合成繊維ではアクリル・ポリエステル・ナイロンなど、強い繊維であるため、しっかり表面に留まり毛玉が出来やすくなります。

動物繊維ではウール・モヘア・カシミヤ・フェルトなどが挙げられます。柔らかい繊維であるため、繊維同士が絡みやすく、毛玉が出来やすい傾向にあります。

毛玉ができにくい素材は、繊維が毛羽立ちにくい綿や麻、シルクなどがあります。しかし、「アクリルと綿」「ポリエステルとウール」といった混紡糸による組み合わせには注意が必要です。

毛玉ができやすい繊維

合成繊維では

【アクリル】【ポリエステル】【ナイロン】など

動物繊維では

【ウール】【モヘア】【カシミヤ】【フェルト】など

 

過去の毛玉取り器で信用を失う

随分昔、おそらく家族の誰かに毛玉取り器をもらい、毛玉を取ろうとした事がありました。

これが全く取れない!確か電池式だったので、あぁ電池切れかな、と新しい電池を入れても全然毛玉が取れない!

それ以来、【あいつは信用ならないヤツ=毛玉取り器】の公式が出来上がりました。

そこから、いろいろな毛玉の取り方をしてきました。

  • むしり取る(一番やったらあかんやつ)
  • はさみで取る(そして生地を切る)
  • T字型カミソリで取る(そこそこ取れるが膨大な時間がかかる)
  • スポンジで取る(中途半端だった)

セーターやコートに毛玉がいっぱい付いていると、それだけでマイナスイメージを持たれる事があるため、毛玉が取り切れない衣類は処分した時もあります。今となってはもったいない話です。

 

毛玉取り器を購入してみる

最近になって、テレビでたまたま「毛玉取り器特集」を見たところ、前より随分進化している様子でした。

そこで、思い切って家電量販店で「毛玉取り器」を買ってみることにしました。

購入したのは「毛玉とるとる KC-NB322」(IZUMI)です。

毛玉とるとる KC-NB322(IZUMI)

単3形アルカリ乾電池2本で動きます。

「ふわふわガード」というものがついていて、生地の状態や毛玉の大きさによって3段階に調節でき、生地を傷めにくくすることが出来るので、これに決めました。

 

毛玉取り器レビュー

では早速、表面がトレーナーのような生地で出来たセーターの毛玉を取ってみます。(組成表示:ポリエステル35%、アクリル28%、ナイロン24%、毛12%、ポリウレタン1%)

毛玉取り器を使ってみる

毛玉取る前

毛玉取った後

力を入れず浮かせ気味にゆっくりと軽く表面をなぞるともうキレイ!毛玉取れるやん!

ストレスなく非常にきれいに取れました。

「ふわふわガード」は外して使いました。また、「care」モードと「power」モードがあり、用途に応じて使い分けます。今回は「power」モードを使用しました。

 

「ふわふわガード」調節の目安

・・・毛足が長い生地、極太の毛糸のセーターなど

・・・毛足が中程度に長い生地、並太の毛糸のセーターなど

・・・毛足が短い生地など

ふわふわガードなし・・・ジャージ、トレーナーなど

 

モードの違い

「care」モード

おしゃれ着等の繊細な衣類の毛玉を、風合いを残しながら取る時、また着衣状態で毛玉を取る時に適しています。

「power」モード

通常時の毛玉取り(平らなところにおいて毛玉を取る場合)に適しています。

 

わかたくん
服を着たままでも使えるんだね

 

ごみは簡単に捨てられる

毛玉を取ったあとのゴミはダストBOXにたまります。本体から外して簡単に捨てることが出来ました。

右手前がダストBOX、左中央がふわふわガードです。

これは早い!イライラしない!しかも生地を傷めず毛玉だけとれた事に今更ながら感動しました。こんなことならもっと早く買えばよかったです。

 

メリットとデメリット

どんな商品でも一長一短。今回購入した毛玉取り器について、実際使ってみて分かったことをまとめてみました。

 

メリット

  • 毛玉がストレスなく簡単に取れる
  • 時間がかからない
  • キレイになっていく様子が楽しい
  • 着衣状態でも毛玉を見つけたらすぐ使える

 

デメリット

  • 毛玉を取るだけなのに値段が高め
  • 繊維を刈り取っているため、頻繁に使うと生地が傷み、衣類の寿命が縮む
  • 髭剃りのような音がする

 

【まとめ】最近の毛玉取り器はスゴイです

このように厄介な毛玉をストレスなく取りたいなら、毛玉取り器を使うのがベストだと思います。

しかし、毛玉取り器を頻繁に使うと生地を傷めてしまうので注意が必要です。

毛玉が出来にくいように1回着たら2~3日休ませるなどのローテーションで着たり、洋服ブラシを使い普段から毛羽の絡みを整える、などのお手入れも取り入れると良いでしょう。

今回は私が購入した毛玉取り器をご紹介しましたが、最近の毛玉取り器は色んな種類やメーカーがありますので、ご自分に合ったものを使ってください。

私はお気に入りのセーターが新品のようになるのが嬉しくて、時間を忘れて夢中で毛玉を取っています。思った以上にきれいになりますよ。

それでは愛用の一着、ぜひお手入れしてみてくださいね。

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